こんにちは、ひなたです。
大切な人が入院することになった時、お見舞いの品物を持っていきたい!と考えますよね。
でも自分に入院経験がない場合、どんなものが喜ばれるのか想像できない部分もあります。
私の主人は29歳で胃癌になり、入院・手術をしました。
その時に、親族や友人がお見舞いに来てくれたのですが、それが主人にとっては本当に心の支えになり、元気をたくさんもらいました。
そこで、実体験から感じた、入院中に貰って嬉しかったもの、便利だったもの、入院患者が本当に必要としているものをまとめました。
お見舞いの品物に悩んでいるあなたの参考になればと思います。
入院中のお見舞いで実際に貰った嬉しいもの
主人は癌でしたが、入院には様々なパターンがありますよね。
長期に渡るものや、一週間程度で退院できるようなものまで。
でもどんな入院でも、患者にとっては普段の生活とはかけ離れた空間に監禁されているような不安があります。
なので、お見舞いという形で人が会いに来てくれると、いつもの生活に戻れたような気持ちになり、それだけでもリフレッシュできるものです。
あなたが入院している大切な人のためにお見舞いに行こうと考えているのなら、私は大賛成です!
じゃあ、お見舞いの品物はどうしよう。
差し入れ程度の簡単なものだと失礼かな?
ということで、主人が実際に友人から貰ったお見舞い品で、喜んでいたもの、便利だったもの、またお見舞い品として微妙なものをそれぞれご紹介しますね。
本、雑誌
はい、定番ですね。でも、じゃあ、どんな本にするか。
実は入院病棟には、自由に読める本が置いてあったりします。
実際に、主人が入院していたがんセンターでは、本の寄付があって、各階に本棚がありました。
そこの本は勝手に持っていって読んでいいもので、マンガなんかは特に多かったです。
まあ寄付なんで、巻が飛び飛びで続きが超気になってましたけど。笑
で、本と言っても、小説のようなものから、マンガや雑誌がありますが、これは本人が普段から読んでいるものの最新刊があればベスト。
本人も持っていなければ、コレクションの手助けにもなりますし。笑
若い人やマンガが好きな人なら、古本屋で20巻くらいセットになっているちょっと古いマンガとかもいいですよね。
主人は車の雑誌の最新刊や、逆に昔のものを借りたり貰ったりしていました。
そういう趣味の本は病棟には置いていなかったので、とても喜んでいましたよ。
あとは本とは少し違うかもしれませんが、ちょっとおしゃれなギフトカタログもおすすめ。
ゆっくり品物を選べるし、退院後に使えるものを想像しながら選ぶ時間は楽しいものです。
タオル
タオルは、なんだかんだであると便利です。
もちろん入院準備の時に家から持っていきますが、その時はわざわざ新しいのは買いませんでした。
なのでいただけると、枕やベッドに敷いたりもできますし、気分的に新品ってスッキリしますよね。
お守り
お守りって基本的には神社に行かないと手に入らないですよね。なのでお守りをくれたということは、その人がわざわざ自分のために神社に足を運んでくれた、ということになります。
これって本当に嬉しいですよ。
とはいえ、今は郵送で注文できるお守りなどもありますのでわざわざ行けなくても用意できたりします。
さらに、病気平癒とかありますよね。
癌だったら癌封じがありますし。
私はこのお守りは、患者の心のケアにもなる、とっても心のこもったお見舞い品だと思います。
テレビカード
入院していると本当に時間がたくさんあるので、普段テレビをあまり見ない主人でも結構見ていました。
テレビを見るのにもお金がかかりますし、病院によってはテレビカードが冷蔵庫とも連動してるみたいなこともあります。
そうなると必然的にテレビカード使うんですよね。
病院内でテレビカードを他の患者に盗まれたりって話もあるくらいですし。
(私の父が入院中にやられました…。)
なので1000円分とかでも、ついでにこれも~くらいな感じで渡すのもよいですね。
保湿クリーム
ハンドクリームなどの保湿クリームも便利です。
病院内は空調で乾燥しているので、毎日ずっといると本当に肌がカサカサになります。
うちの主人も、普段はツヤ肌(笑)なんですが、入院中はカサカサになっていました。
なので、腕や足にも使えるクリームが重宝していましたよ。
病院内での強い匂いは他の方にも迷惑になりますし、あまり匂いがしない方が良いです。
蒸気でホットアイマスク
これは主人が非常に気に入っているということもありますが、使い捨てのホットアイマスクです。
じんわり温かいアイマスクでリラックスできますよ。
これ。
入院中は運動不足にもなるので夜になってもあまり眠くなかったりして、眠れない日もあったようです。
そんなときに心を落ち着かせたり、リラックスできるアイテムです。
冷え防止アイテム
これは時期にもよるかと思います。
夏は冷房で病院内が寒いということもありますが、冬は逆に暖房で暑いということも。
主人が入院したのは冬でしたが、暖房で暑くて、半袖1枚で過ごしていたくらいです。
なので、この辺りは入院している本人か身内の人にさりげなく聞いてみると良いかと思います。
ラジオ
テレビは見られますが、寝ながらずーっとテレビを見ているとそれなりに疲れてきます。
かといって本も読む気にならないし、でも無音なのも…。
というときに、手軽に聴けるラジオは意外と便利なものです。
普段聴かないラジオなら、余計に新鮮に聴こえるでしょう。
また、余談ですが、ラジオをお見舞い品にするならイヤホンは片耳イヤホンがおすすめです。
寝転がりながら聴きやすいし、普通のイヤホンなら病院にもありますからね。
私の実父が入院したとき、うちの主人がお見舞い品にラジオと片耳イヤホンをあげていました。
3ヶ月の入院生活でしたが、ヘビーに使っていたようです。
ゲームソフト
もしゲームをよくする人なら、ゲームソフトもありです。
主人は見事なゲーマーなので、自分でも攻略に時間がかかるゲームを持っていきましたが、弟からもゲームをプレゼントされていました。笑
さすが兄弟、わかってんな~と思いましたねw
ふりかけ
食べ物のお見舞い品は、食事制限がないことが前提です。
食べられないのにもらったら、悲しいですよね。このあたりは事前に確認しておきましょう。
そして和菓子や洋菓子が一般的かと思いますが、実際に入院中に便利なのは、ふりかけや味のりです。
病院食は味が薄いとよく言われていますよね。
しかも長期入院になるとだんだん同じような献立に感じてきます。
そんなときに珍しい味や色んな種類のふりかけがあると、少しでもご飯がすすむもの。
食べ物のお見舞い品を考えている人はぜひ参考にしてみてくださいね。
おまけ
これは特殊な例かもしれませんが、入院している人に子どもがいる場合、その子どもへの手土産もあると、コイツできるな!という印象になります。
というのも、私たちが実際にそうだったのですが、主人が入院していた当時、うちの子は1歳になったばかりでした。
私は1歳の息子を連れて毎日片道1時間の病院に通っていて、洗濯物を持って帰ったり必要なものを持ってきたりしていました。
病院では騒いだりはしゃいだりできず、息子も毎日つまらなかったんじゃないかと思います。
そんな折に、お見舞いに来てくれた友人から「ついでにこれは息子くんに。」と音の出る絵本をもらいました。
その時は500円くらいのものでしたが、息子は大喜びで夢中で遊んでいました。
それを見た主人も喜んでいましたし、私もその気遣いが本当に嬉しかったのです。
患者の家族も不安と戦い、一緒に乗り越えようと頑張っています。
入院のお見舞いというと、もちろん患者に対してが第一にはなりますが、その家族への気配りまでできれば、あなたの優しさがどれだけの励みになるでしょうか。
場合によっては微妙なもの
ちなみに、お見舞いの品物として微妙かなぁと思うものもお伝えしますね。
花
まず、花。
今時はお花をお見舞いに持ってくる人は、あまりいないのかもしれませんね。
お花をあげるには細かいマナーがありますし、よほどのお花好きな人でなければ、お世話が煩わしいとすら感じてしまうかも。
しかも個室ならまだしも、大部屋だと一人のスペースが限られています。
その狭いスペースにお花まで置いている余裕は正直なところありません。
ですので、悩んだらとりあえずお花、ではなく、悩んだらお花は避けましょう。
お金
お見舞い金も、身内ならアリですが、それ以外なら避けた方が無難です。
もちろん嬉しいことは嬉しいのですが、入院している本人はそのお金を使うにしても病院の売店くらいしかないし、今はまず入院中のモチベーション維持の方が大切です。
なので、せっかく入院中に会いに行ったのであれば、すぐに使ってもらえるものにした方が、患者としても頑張ろう!という気持ちになります。
まとめ
お見舞いの品物って何にしようか悩みますよね。
でも、入院している方からすれば、お見舞いに来てくれるということだけで十分嬉しいもの。
本人との仲が良いのであれば、何が欲しいか聞いてしまうのも手です。
お見舞いの品物選びの参考になれば幸いです^^